前回の更新からだいぶ経ってしまいました。
締め切りのある仕事(すべての仕事にはもちろん締め切りがありますが)がバタバタとはいってきて、右往左往しておりました。そのあい間には仕事でチョンブリに泊まりででかけたりしてたので、うれしい悲鳴ながら体調も崩し気味です。チョンブリ方面の仕事についてはあらためて書きたいと思います。
さて、そんなわけで時期的にだいぶずれてしまいましたが、今回はオークパンサー(出安居)の話です。
今年のオークパンサーは10月27日。カオパンサー(入安居)の7月31日から3カ月。この間、僧侶はお寺にこもって修行をする季節となります。オークパンサーの前後には雨期が明けるため、この日が待ち遠しい人も多いのではないでしょうか? 自分のことですが(笑)
しか〜し、今年はそのオークパンサーに異変が生じました。
政府が突然、酒類販売禁止令を出したのです!
近所のスーパーの張り紙。ここはこんな感じでアルコール飲料がむき出しで見えますが、厳格な店は酒が見えない、取り出せないようにしてあります。
なお、一般に禁酒日と呼ばれていますが、正確には酒を飲んではいけないのではなく、販売してはいけない日なんですね。もちろん、法の趣旨は飲酒に伴う犯罪等を減らすことにありますので、飲まないに越したことはないわけですが。
で、その法律ですが、2008年アルコール飲料管理法というのがあって、同法が直接アルコール関係の規則を定めています。
例えば、アルコール類を販売してはいけないエリアとか飲んではいけないエリアなんかも定めています。また、最近問題になっていますが、アルコール飲料販売の広告が規制されているのもこの法律です。
そして、アルコール類の販売が禁止されている日は2009年首相府相告知で定められていて、仏教の重要日である、วันมาฆบูชา(マカブチャー、万仏節)、วันวิสาขบูชา(ウィサカブチャー、仏誕節)、วันอาสาฬหบูชา(アーサーラハブチャー 、三宝節)、วันเข้าพรรษา(カオパンサー)の年4日 。
だったのですが、なんといつの間にか2015年首相府相告知が出されていて、ここにวันออกพรรษา(オークパンサー)が追加されていました。
こんなレターが飲食店に配布されました。
年間365日のうちの5日だけじゃん、我慢しろよ!
というお叱り、ごもっともです。
しかも、販売が禁止されているだけなので、買い置きしておけば自宅で飲めるわけですからね。
しかし、タイでは選挙の投票日の前日18時から当日の24時までの間も販売が禁止されていますし、投票日の1週間前にある不在者投票日も同様の措置がありますので、2週連続で飲めない、なんてことになるわけです。
とはいいつつも、そこはタイ。
いろいろと抜け道はあります(笑)
販売禁止というとスーパーなどの小売店で買えないというのを想像しがちですが、居酒屋とかカラオケ、パブなんかも対象になりますので、その日は休業する店も多いですし、開店していてもお酒は出さない、という店もあるわけです。
が、そんななかでも、中が見えない湯呑みで酒を出す店あり、1階はだめだが2階はOKという店あり。飲もうと思えば飲めるわけです(笑)
そこまでして飲むか、という話ですが、ダメと言われれば飲みたくなるのが人情。
かくいう私も、一次会は居酒屋、二次会はスナックで散財したという話でした。
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