タイ語学習25年生の憂鬱

面倒くさがりなタイ語学習者25年生の七転び八起きのち七転八倒の話。
タイのビジネスや生活の話もあるか? でも、なんの役にも立ちません(たぶん)。

これはいったい自転車専用道路なのだろうか?

シーロム通りの近くに自転車専用道路(跡?)らしきものを発見。
路面に白いラインを入れて、自転車マークも書いてあります。
いつもクルマが何十台と連なって停まっているので気付かなかったのですが、何百メートルか専用道路が続いているようです。こういう状態なので実用化されていないんでしょうね。


たままたクルマが停まっていなかったので、マークに気づく(笑)


サイアムスクエア、チュラロンコン大学、ルンピニ公園、サートン通りの限られたエリアではバンコク都がレンタサイクルのサービスを提供していますが、その残骸でしょうか?


ちなみにこのサービス、PUN PUN(ปันปั่น、パンパン)という名称で、アルファベット表記にしてもカタカナ表記にしても同じですが、タイ語だと前のパンが「分ける、分配する」、後ろのそれが「自転車を運転する」といった意味で、合わせて「自転車をシェアする」といった意味合いでしょうか。


こちらは以前、タマサート大学の前で見かけた自転車専用道路。「Bangkok Green Bike Route」というものらしい。一応、グリーンに塗って車道と歩道の間にスペースを確保しています。


王宮や王宮前広場、民主記念塔などこの近辺の観光地をめぐるルートのようです。サイアムスクエア同様にバンコク都が運営しているレンタサイクルのサービスと連動しているのかもしれません。これがあれば、ガイドブックに載っている有名どころを効率よく回れそうです。


友人が来タイしたときにでも利用してみたいところですが、上述のパンパンは事前登録が必要らしいので、観光客がパッと行って利用できるものではないかもしれません。



もろもろ調べてみましょう。
次回のレポートをお待ち下さい(笑)



ちなみにタイはいま自転車ブームで、街中にバイクショップも増え、休日ともなればロードバイクで道路を走っている人をよく見かけます。ここ1〜2年で急に増えた印象です。


しかし、ご存知の通り、バンコクの道路は自転車が走れるようにはできていません。自転車で走っていた人がクルマに跳ねられて死亡したなんていうニュースもよく流れます。バンコクで自転車に乗る機会があった場合はくれぐれもお気をつけください。




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新憲法案否決、タクシードライバーが行く末を憂う?

仕事でタマサート大学に行ってきました。
今回、お邪魔したのは法学部。



タマサート大学は、タイの東大とも呼ばれるチュラロンコン大学(チュラ大)に次いで優秀な国立大学と言われてますが、なかでも法学部はタマサート大がもともと法学系の大学として設立された経緯もあって由緒正しい、同大の中心的存在と言っても過言ではないでしょう。


また、チュラ大の学生は裕福な家庭の子弟が多いのに対して、タマサート大は比較的庶民的な学生が多いと言われています。といっても、あくまでもチュラ大と比較しての話であって、一流の大学に入るにはそれなりに勉強をしなければ入れないため、受験勉強できる環境(特に金銭的な)を持つそれなりの家庭の子弟が自ずと多くなります。


そもそも大学に通えること自体お金のかかることですので、貧しい家庭の子どもは奨学金をもらうといったことがなければなかなか大学に通うことはできませんが。ラムカムヘン大学という登録さえすればほぼ誰でも入れる大学もあり、働きながら通っている学生もいますが、卒業までこぎつけるのはなかなか大変ですし、実際に卒業できる学生はあまり多くないという話もあります。私の知っている限りでも同大に入学したという学生にしばらく経って「大学、どう?」と聞くと「もう行ってない」なんて答える人が何人かいます。


話が逸れましたが、タマサート大学はこれまで、反体制運動の中心的存在になることも多く、在野的な存在でしたが、最近は社会が裕福になったためか「ノンポリ」(笑)な学生がほとんどのようです。それは先生たちも同じようで、反権力的な気骨のある先生も少なくなっているそうです。また、法学部に関してはチュラ大よりタマサート大のほうがレベルが上と言われていましたが、近年はチュラ大の後塵を拝しているようです。


と、タイを知る人にとっては常識的な話をツラツラと書き連ねましたが、本題はここから(笑)
オフィスからタマサート大に行く際に乗ったタクシーの運転手の話です。


最初は「こっちのほうが混んでなさそうだから、こうこうこういうルートを通って行きますよ」的な話しかしてなかったのですが、道端で貧しい人に無料で食事を提供している風景をみた途端、テンションマックス?


突然、否決されたばかりの新憲法案の話になり、「内容の良し悪しは自分には学がないのでわからないけど、軍政が作った憲法案を軍政に選ばれて(国家改革議会)議員になっている軍人が否決するってどういうことよ。これでまた数カ月先まで軍政が続くことになったし、次に出てくる憲法案だってどうなるかわからないし、なんだかんだと時間を延ばして、あと2年から4年は軍政が続くよ。景気は悪いし、商売あがったりだし、これから一体どうなるんだよ」といった話(かなりかいつまんでます)を大学に到着するまでの間、ずっとし続けるわけです。


あくまでも推測ですが、田舎出身のこの運転手さん。軍のクーデターで倒されたタクシン派の支持者あるいはそれに近い考えの人なのかもしれません。クーデターに対する不満もあるでしょうし、景気が悪いのに有効な対策を打ち出せずにいる軍政に対する不満もあるのでしょう。チンタラやっている軍政に対する怒りが爆発したようでした。


こちらとしては初めてお会いする大学の先生とどんな会話をしようかと頭を整理したかったのですが、それどころではありません。「そうだね、そうだね」と相槌を打ちつつ早く着かないかと願うばかりです。ようやく大学が見えてヤレヤレと思ったそのとき。


運ちゃん「ねぇ、そう思いませんか。先生」


私「えっ? 先生じゃないですよ」


どうも私のことをタマサート大学の先生と勘違いしてたようなのです(汗)。


行き先はタマサート大。タマサートは反体制的な学風。私のことがそんな気骨のある学者にでも見えたのでしょうか?


まぁ、私に不満をぶつけることで多少なりともストレスの解消になったのであれば本望です。




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リサイクルショップ@タイ繁盛の裏に日本の現実が見える?

仕事でお手伝いしているリサイクルショップに日本から商品が届いたので搬入の様子を見に行ってきました。


時間は深夜1時。
昼間は大型トラックがバンコク市内を走れないため、コンテナが店に着くのは通常22時頃ですが、この日は通関に時間がかかってしまい、大幅に遅れてこの時間です。


荷物を下ろす作業が永遠と続きます。


人数が多いので軽いものはひょいひょいと手渡しです。始まったばかりなのでみんな楽しそう(笑)


ようやくコンテナからすべての荷物を下ろし終えたところ。お疲れ様です。


この店は20フィートコンテナだったのと作業者が20人ほどいたので荷物を下ろす作業自体は1時間ほどで終了しましたが、同時刻に荷物が到着した別の店は40フィートコンテナだったのと作業者が6人ほどだったため、終了したのが4時だったそうです。


もっとも、リサイクルショップとしては荷物を店に入れてからが大変です。荷物を箱から出して、値付けして、陳列して、という作業が永遠と続きます。中古品なので汚れを落として磨いてという作業が必要な商品もありますし、食器などの割れ物は取り扱い注意がいります。これらの作業に数日はかかるようです。



いま、タイではリサイクルショップが繁盛しています。商品のほとんどは日本の中古品で、店によっても多少違いますが、衣類、カバン、バッグ、食器類、タンスなどが主な商品です。日本のモノに人気があるのは、モノ自体がいいものであることと、大切に使ってきているので中古品とはいえ状態がいいことがあるでしょう。


仕入れルートはいろいろあるようですが、日本の買取ショップへの持ち込み品、引越しする際に引越し先に持っていかない不要なモノ、誰も住まなくなった家にある家財道具一式、オフィスや飲食店にあるモノ一式、などなど。


核家族化が進んだ現在、一人で住む高齢者の方が亡くなられて家一軒のなかに残された生活道具一式を処分するというケースは今後さらに増えていくのではと思います。そういう私自身も実家には誰も住んでおらず、家のなかにあるものを一式処分しなければならない時がいずれ来るでしょう。
また、景気が悪いためか夜逃げのケースも多いようです。


そうしたモノが海を渡って、海外の人たちに使われる。中古品や不用品を海外に輸出することに対する是非はありますが、日本人が長い間大事に使ってきたモノが海外の人たちの手に渡って使われていくというのは、これまでそれを使ってきた人にとっても、そのモノ自体にとっても幸せなことなのかもしれない、と思うこの頃です。日本にそのまま置いておいたら確実に廃棄処分にされてしまうのでしょうから。


願わくば、タイの人にもモノを大切に使うという日本人の気持ちをモノと一緒に受け継いでほしい。
というのは日本人の感傷にすぎないでしょうか?



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